気がついた。
新聞の書評の切り抜きを整理していたときに
この本の書評を見つけ、
図書館の蔵書を検索したらあったので
予約して借りてみた。
港区ではベンツがカローラの6倍売れている―データで語る格差社会 (扶桑社新書 26)
- 作者: 清水草一
- 出版社/メーカー: 扶桑社
- 発売日: 2008/02/29
- メディア: 新書
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それらに比べたらかなりソフトな内容。
宝島社のムック本のような…。
自動車(高級車)・豪邸・クルーザー・別荘etc.と比較対象が
典型的すぎる割には
格差がみえてこなくて、ただの趣向・目的の違いによる差になってるけど…。
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借りて正解、とさらーっと読んでしまったのだけど
最後の
「生活保護率日本最低の富山県」の章は
わかる!わかる!と夢中で読んでしまった。
・医者や弁護士よりも県庁職員が結婚相手として人気
(医者や弁護士、官僚などは芸能人と同じジャンルで現実的ではない。)
・「公務員、転勤なし、終身雇用、年収520万」の親うけのよさ
・マンションは格下、一戸建ての持家があたりまえ。
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うわー、まさに徳島も一緒!
地元の友達はほとんどが地元の国立大学に進み、
臨時職員などをしながら地方公務員試験を受け、採用され
県庁の同僚や
はたまた既に親に家を建ててもらっているようなお見合い相手と結婚し、
結婚後すぐに立て続けに妊娠、出産で2児の母とかだもん。
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男女交際経験が全くないままお見合い結婚した友達から、
次々と出産のお知らせが舞い込んでくるのは
ちょっと穏やかではないのでした。
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でもね、この本を読んで気がついたのよ。
そんな保守的傾向が強いところでは
目立たず質素に、地道に蓄え、今日という日が明日も続くのが最高の幸せと思っている、
そんな文章を読んで
高校生のとき、
前に倣えで地元の国立大に行って、今と同じメンバーで変わりのない日々を過ごすよりも
都会で色々なものを見て、刺激を受けて輝きたい!と思って
進路を決めたことを。
(でも田舎者で不安だったので、大阪どまりなんだけど。)
私には子どももいないし、持家もないけど
価値観を共有できるパートナーはいる!
そして、自由はある!
今後、とりまく環境が変わろうとも
私の趣味や嗜好、好奇心は消えないだろうし、
リダといる限り最大限に応援してくれる。
きっといつまでも自由でいられる。
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そう気がついたのでした。
「地産地消」カップル(地元で生まれ、地元で結婚し子孫を残す)には負けないぞー。
私は私の生き方を行く!それでよし。