つむじ風食堂の夜

たまにはホットな話題を。
原作本を買ったものの、関西で上映予定が無かったので
なんとなく読む機会を失っていたのですが…
先日、病院の待ち時間に読了。
かなり好みでした!!
ことばのひとつひとつが選び抜かれたかのように美しく、
行間もその場の空気感が漂ってきそうな感じ。
現在の話なのに、昔の話のようにも感じるし、
日本の話なのに、遠い場所の話のようにも感じる。
小説というよりは、物語。

春樹もそうだけど、春樹はもっと都会的でシャープ。
子どもの頃、宮澤賢治が大好きだった私は、
宮澤賢治に近い感覚だと思った。

せめてDVDの予定はあるのかな?とのぞいたHPで
十三の第七藝術劇場でただいまの短い期間だけ上映していることを知り
なんていいタイミング!と自転車ですっ飛んで行きました。

ほぼ原作と同じストーリー、セリフなんだけど
原作の雰囲気を全く壊さない街並み、建物、内装、インテリア、料理etc
どっぷり世界に浸れました。
(あえて言うなら、新しいエスプレッソマシーンが
 イメージしていたより小さい!
 けど、小さなカウンターのコーヒーショップならあんなもん?)
あー楽しかった。帰りみちは月舟町に行ってきた気分でした。

スネオさん、演技は普通だと思うけど…
生瀬さん、八嶋さんという芸達者さんたちと並ぶと…
うーん。なんだか。
それでも、やっぱり気になるのは顔の丸さだけども!
しかし、映画を見ると「エスプレ」の名曲ぐあいに泣きそうになる。