クライマーズ・ハイ


どんなに楽しみにしていようと、
ちゃっかりレディースデーで鑑賞するあたりが
主婦のたくましさでしょうか。

堺雅人サマの攻めの演技は言うまでもないのですが、
(この作品で賞取って欲しいな。)
作品全体としては、確かに目玉である新聞社シーンは迫力があり、
その場にいるかのような臨場感だったのですが、
もっと人物を深く掘り下げて欲しかったなー。と思います。
原作を読んでいるから、映画で足りていない情報を自分で補えるけれど、
映画しか情報がなければ
人物像の広がりを感じさせる先端だけが見えるのに、
終わってみると全く踏み込まれていない感が残るのではないでしょうか?

2時間半が本当に流れるように過ぎ去っていくので
観客も疑似クライマーズ・ハイを味わえるといえば
味わえるんだけども。
私はNHKドラマ版を見てないので、近いうちに見ようと思います。

(以下、少しだけネタばれ注意報)
どーしても私にはあの映画オリジナル部分は要らんやろ!
というシーンがあります。
無意味にセンセーショナルにしすぎでしょ!
(下心でいえば、堺雅人サマの喪服を拝めたけどー。)